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2018年2月12日 (月)

朗読『不断草』

 この頃の きーポケの昼寝は、YouTubeから流れる

「朗読」を聴きながら寝る。


 藤沢周平さん、池波正太郎さん、山本周五郎さんら・・等々

多くの作家の小説の朗読を聴く事が出来る。


 山本周五郎さんの短編集「小説 日本婦道記」の中に収めら

れている『不断草』という短編小説を「朗読」で聴いた。


 「小説 日本婦道記」は、厳しい武家の定めの中で

夫のため、子のため、家のため

哀しさに負けず、清々しいまでの強靭さで己を貫いた

妻や母の生き様を描いた11編からなる短編集。


 泣けた…。

久しぶりに 泣けた・・。

藤沢周平さんの短編小説『山桜』以来の

泣けた時代小説であった。


 きーポケは知らなかったけれど、昔に吉永小百合さん主演の

テレビ放送があったらしい。

Photo

1980年製作TBS  菊枝・・吉永小百合。

三郎兵衛・・林与一。 姑・・三益愛子


 嫁したばかりの菊枝は、ある時を境に突然に変貌した

夫・三郎兵衛や姑から辛く当たられるようになり

嫁してから半年で離縁された。

その頃 米沢藩上杉家には「七家騒動」が起こり

菊枝が実家に戻されてから、三郎兵衛も騒動の責任をとって

米沢から退国させられた事を知った。

三郎兵衛が側にいなくって目の不自由な姑が一人残された

事を知り、菊枝は実家の父には勘当されたが

名前を偽り 目の不自由な姑の世話をする決意をする。

名前を偽ったままの菊枝と姑の暮らしが五年を過ぎた頃

お家騒動もほぼ収まり、三郎兵衛の名誉も回復されて

米沢へ帰参することが決まる。

そして 姑から、菊枝が知らなかった それまでの真実を

聞かされた。

『名前を偽っていたが、そなたが菊枝だということは

初めから わかっていました。

そなたに冷たく当たり 半ば強引に離縁したのは

藩の為とはいえ 三郎兵衛たちが騒動を起こした後に

そなたや そなたの実家に、咎めが及ばないための

行動でした。』・・と。


 苦難を乗り越える忍耐力、健気さ、そして 人を思いやる

優しい心で 清く正しく生きる姿は 真に美しい 。

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