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2016年3月 8日 (火)

禁断の愛か?

Webの無料映画サイトで『乱れる』を観た。

主演は「二十四の瞳」の高峰 秀子と
デビューしてまだ4年目くらいの若い加山 雄三で
監督は成瀬 巳喜男、脚本は高峰 秀子の夫・松山 善三。

Photo

1964年 製作の東宝映画だ。

酒屋の次男・加山と、戦死した兄の嫁・高峰との
禁じられた愛の物語だが、いろいろあって婚家を出て
東北の田舎へ帰る兄嫁の高峰を送るため
義弟の加山は高峰と同じ列車に乗って田舎まで旅をする。

社会的なモラルにしばられ
二人は別れるべきと決めた兄嫁の高峰が
列車での道中に少しずつ頑なさが薄れていく過程などがあって
途中の小さな駅で下車し
バスに乗って ひなびた温泉宿に宿泊をする。

映画のラストは意外な結末で終わってしまって
いささかショックだったが
二人が列車を降りた小さな駅の名前が画面に出ていた。

「大石田駅」。

映画終了後 すぐにネットで調べてみたら
大石田駅はJR東日本・奥羽本線の山形県北村山郡大石田町に
実在する駅のようだ。

撮影当時から駅舎も何代か変わり
今は新幹線も通って今風な駅舎になっている。

Photo_2

映画では そこからバスに乗って温泉街へと行く。
多分そこは、山形県尾花沢市の「銀山温泉」だと思われる。

蛇足ながら・・
30年以上も前のNHK 朝の連続テレビ小説「おしん」の
生まれ故郷という設定の場所が
その銀山温泉の近くだったという。


ちなみに・・
同じ成瀬 巳喜男監督の作品で
3年後の1967年に製作された司 葉子と加山 雄三 主演の
『乱れ雲』という東宝映画がある。

Photo_3

交事故を起こした加害者(加山 雄三)と
その事故で死んだ被害者の男の妻(司 葉子)との
これも禁じられた恋の物語だ。

私は数10年も前に観たこの映画が好きで
テレビで放映されたこの映画をビデオに保存して
今も持っている。

そして今回・・
私が高峰 秀子の『乱れる』を初めて観て思ったこと・・。

成瀬 巳喜男監督は『乱れる』と『乱れ雲』というタイトルも
テーマも似たような2本の映画を
高峰と司というヒロインは違えど(相手役はどちらも
加山である)3年ほどの間に
この2本の作品を作った意味は 何だったんだろう・・と
考えたりしたが、巨匠といわれる大監督の心の中など
私などには わかる筈もない。

それにしても、昔の映画は やっぱり しっとりと落ち着いて
・・ええなぁ。

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