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2014年4月13日 (日)

「風の市兵衛」を読む

今 私は、中古の文庫本『風の市兵衛・風 塵』(祥伝社)の上巻を

脇の小テーブルに その続きとなる下巻を置いて

私の小さな胸をわくわくと弾ませながら読んでいる最中である。

すでに このシリーズは、8話目となった 文庫書き下ろしの娯楽時代小説だ。

作者は辻堂 魁さん。

物語の主人公・唐木 市兵衛は、得意の算盤を生かして武家や商家に一時的に雇われ、会計士的な仕事を請け負う「さすらいの渡り用人」で糊口を凌いでいる中年の浪人だ。

Photo

書き下ろしの文庫本として「風の市兵衛」の第一巻が祥伝社から出版されたのは 今から 4年ほど前になる・・。

主が不審な死を遂げた旗本の屋敷に雇われて、残された奥方と幼い嫡男を助け、主の不審死の真相を暴いていく。

そんな娯楽時代小説の

人のぬくもりを感じさせる暖かさと

誠実で飄々としていて さわやかさ

その上に 剣をとれば

奈良 興福寺で学んだ “風の剣 ”の使い手でもある主人公・唐木 市兵衛と

何より 作者の辻堂 魁さんの丁寧な文体に 夢中になってしまった。

今読んでいる8話目の「風の市兵衛・風 塵』は、一万三千石の小大名・奥平家の下屋敷に、隠居した大殿と、その側室や二人の子供達の見回り役(用心棒)が 市兵衛の新たに雇われた仕事である。

読み始めたばかり。

一気に読んでしまっては勿体ない気がして、パソコンなどに触れて別の事をして、市兵衛との交流の楽しみを 延ばし延ばしにしたりしている。

時代小説が好きな私にとって、藤沢 周平さんの多くの時代小説は特別として、この「風の市兵衛」シリーズは、長谷川 卓さんの『北町奉行所捕物控シリーズ』や、浅葱 斑さんの「無茶の勘兵衛日月録シリーズ」などと共に今 出版されている娯楽時代小説の中で3本の指に入る私好みの小説なのだ。

昨日までの禁煙日数・・・1年6ヶ月と16日。

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